まともな施工業者も逃げ出す?
施主も変わらなければ・・・ 。
以前、「とりあえず見に来てほしい」とご相談を受けお伺いすると、まだリフォーム途中だったことがあります。ご主人は歯切れの悪い言葉で、「実は、今まで2社の施工業者がきて、どちらも途中で止めていった」とのこと、「大工さんの中に素人がいて、敷居を曲がってつけた」「いきなり業者が連絡もなく来なくなった」などとお話をされました。
このままでは生活するのも大変だし、何とかしてあげたいと思い、打ち合わせや調査を進めました。ご主人は、定年ぐらいの気のよさそうな方、奥様は、研究熱心な方でいろいろ調べているように思われました。「ここがおかしい」「これで大丈夫か?」など質問を結構いただきました。もっとも建築というのはこれが一番という方法がないこともあります。施工業者の経験や、やりなれた方法を選択することが多いので、書物に出ている方法と必ずしも同じではないことがあります。違うからだめだとは必ずしも言えないものなのです。
結論から言うと、私どものほうでも、最終的には工事はいたしませんでした。断りを決定したのは当時私が仕事をしていた会社の社長でしたが、理由は、お客さんが屋根屋さんが現場を見に来たときに、直接、屋根屋さんに値段を聞いたらしいのです。そのことを屋根屋さんから聞かされた社長がお客様に確認をとり、「そういう話はしましたが・・・」とのことだったのでこちらも、お受けいたしませんでした。みなさんはどう思われますか?
そのお客様は「ちょっと聞いただけだし、なんで仕事を断るんですか!」
とおっしゃられましたが、それは、実は、単純な話で、その会社の社長が
このお客様とは信頼関係が結べないと判断したからなのです。私としては、ちょっとかわいそうかなとは思います。近くを通るたびに気になって覗くのですが、1年以上はそのままです。お客様自身が変わっていただけなければ、どうしようもありません。
商品を買うのと違って、リフォーム工事の請負はお互いの信頼関係が大事なのです。みなさんがリフォーム業者に不信感を抱き、信頼できないまま工事をすると、それは、工事業者もそれを感じ取り、やりづらくなり、正直に話さなければいけないことも言い出せず、事なかれ主義で工事を終わらせてしまうこともあるからでなのす。



