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リフォーム施工事例レポート

分譲マンションをデザインリフォーム

Before

After

分譲マンションをデザインリフォーム

H様からのお問い合わせメール

  1. 和室を洋室とウォークインクロゼットに分割
  2. 玄関が暗いので、隣接の二つの部屋の壁に明かり取りの窓を付ける
  3. リビングの収納を撤去
  4. カウンターキッチン下に雑誌、DVD用の収納を作る
  5. 洋室のクロゼット2カ所に釣り棚をつける
  6. キッチン横の備え付け机の撤去
  7. リビング、寝室のドアを変える
  8. トイレ、洗面所の壁の塗り替え

具体的な希望がかなり固まっている状態で、できればデザイン性を重視して頂けるリフォーム会社さんにお願いしたいと思っています。年内に1・2・4・5だけでも完了すると嬉しいのですが。近日の土曜か日曜に、ご相談させて頂けないでしょうか。

ご提案項目や費用の目安のお返事をさせていただき、後日、お伺いすることになりました・・・

H様は、ご主人が芸術関係のお仕事をし、奥様もデザイン関係のお仕事と言う、まさに創造性、デザイン性の重要性をご自身で体感している方です。小学生のお子様がお二人の4人家族。いざ、工事となったときは、お子様の生活にも多少なりとも影響がありますので、最初は、一応、ご家族皆様とお顔合わせすることを心がけております。

ご自宅は、築5年程度の比較的新しいマンションで、一般的なリフォーム(老朽化、メンテナンスなどを考えた)の発想ではなく、今お住まいの普通の一般的なマンションの自室を、ご自身の趣味や好みに合わせて、よりデザイン的に、より居心地のいい空間を造ろう! というものです。

確かに、一般的には、メンテナンスや、老朽化、便利性の向上など、「居住空間の改良」というのが、リフォームをしようと思うきっかけではありますが、「居心地をよくしたい」「自分好みの空間にしたい」というのも、広い意味での「居住空間の改良」にはなるのかと思います。そういう意味で、「デザインリフォーム」の意義もあります。

今回のお客様H様は、デザイン関係のお仕事をしていることもあり、創造的なお仕事柄、「居心地のいい空間、好みの空間」の必要性も、常日頃から実感されているのかと思います。

H様のリフォームの主導は、奥様です。しかし、リフォームは、ご自身のみの発想では進みません。ご一緒にお住まいの方々、みなさまのご理解も必要なのです。

一般的には、リフォーム工事をするかどうか、リフォームにいくら掛けるか、どこをリフォームするか、など、大きなところをご主人が決断し、仕様決めや色決め、デザインなど、詳細については、奥様がお話を進めるというパターンが多いのではないでしょうか。つまり、家にいる時間の長い奥様が主導になってしまいます。

打合せ・工事の内容

1、畳コーナーをウォークインクローゼットと洋室(仕事スペース)へ

打合せ・工事の内容

打合せ・工事の内容

 分譲マンションによくある畳コーナーの奥を、「ウォークインクローゼットにして仕切り、収納を増やしたい」とのこと。確かに、分譲マンションは一般的に収納が少なく、また、ウォークインクローゼットは、「押し込み収納」として、とても使い勝手がいいです。今回は、畳コーナーの奥、約2坪を仕切り、ウォークインクローゼットを作りました。
基本的なご要望のデザインが、シンプル、モダンということで、この間仕切壁にサークル窓を2箇所設け、入り口の戸も、アルミ調の上吊引戸で、無機質感を出しています。更に、お宅の湿気、カビにもご苦労しているとのことでしたので、上部に、パンチングメタルの換気口も設けました。

1、畳コーナーをウォークインクローゼットと洋室(仕事スペース)へ

1、畳コーナーをウォークインクローゼットと洋室(仕事スペース)へ

洋室になる部分は、逆に、当初の押入れを解体し、オープンにして、多少なりとも空間を確保しました。その元押入れのあった部分には、下は、ベンチカウンターを造作、上には、特注でパンチングメタルの吊戸を作製いたしました。また、この壁面部分には、白のモザイクタイル50角を張り、アクセントを付けています。

モダン、シンプルの要素として、照明器具も大事です
モダン、シンプルの要素として、照明器具も大事です

今回は、ライティングレールを利用したシンプルなスポットライトをお付けしました。ちなみに、中央のシャンデリアは、お客様がネットでご購入されたものです。

 床は、当初、東京の某ファッションビルの床の仕上げのようにしたいとのご希望で、写真なども見せて頂いておりました。それは、「テラゾ」というもので、人工大理石というか、要は、コンクリートを打った後、表面を削り出して磨き、その断面に出来る模様(骨材(石)によって様々な形、色が出る)が印象的な仕上げなのですが、お住まいになりながらのリフォームという状況では、難しいのではないかと、ご説明いたしました。この工事は、大きな騒音と粉塵が出て、水をかけながらの作業になるからです。
結局、写真のような大型の白いタイルを張ることになりました。これも、目地を黒っぽくすることによって、モダンテイストを出しています。

タイルを張る
タイルを張る
タイルを張る

2、玄関を明るくする

分譲マンションでは、玄関ドア自体にもガラス部分がなく、配置上、どうしても北側になってしまうので、玄関ホールなどは、暗く、湿った感じになりがちです。この玄関ホールを明るくしたいとのご要望です。ここを明るくするには、外窓を付けることは出来ないので、リビングや周りの個室の明るさを取り入れる必要があります。

2、玄関を明るくする

一般的には、廊下でつながるリビングのドアをガラス戸にするなどの方法はあります。今回は、そのほかに、寝室の壁を一部、ガラスブロックにして、そちらからも明かりを取り入れることにしました。このガラスブロックというデザインで、明るさだけではなく、デザイン的にもオリジナリティーが出たのではと思います。

アンティークガラス

また、リビングのガラス戸も、特注で作製いたしました。ガラスには、アンティークガラスを用い、手作り感を出し、ハンドルと面格子は、アイアンで特注製作しています。更に、玄関正面にニッチ(飾り棚)があったのですが、その部分も、ドアと同じデザインで、嵌め殺し窓を作っています。

 3、キッチンカウンター下の収納造作

3、キッチンカウンター下の収納造作

キッチンカウンター下のスペースにタイル張りの扉をつけて、CD収納を造りたいとのことです。さらに、普段は扉があると感じないようにさせたいとのことです。正直、これは、現場製作では難しいです。これは、モザイクタイル25角を微妙に割付け、作製したフラッシュドアに貼り付けました。

 4、奇抜な内装デザインのトイレ

 4、奇抜な内装デザインのトイレ

トイレは鉄骨風の床にしたいとのことです。これは、クッションフロアの商品でそのようなデザインのものがありましたので、それを貼ってみました。壁紙は、実は、蓄光性で、暗くなると違うデザインが光って、浮かび上がるものをお打合せの上、張ってみました。
 これは、結果としては、成果は微妙でしたが。トイレで真っ暗になるというシチュエーションが、実はあまりないので。
トイレなどの内装は多少遊んでもいいのではないかというのが、私の考え方です。狭いので、たとえ、間違ってもすぐ張り替えられるし、リビングのように影響力はない空間ですので。遊び心を出して、「いや、なんか、選択間違っちゃったね。」でいい思い出として、済むのではと、私自身は思っています。

 今回の工事金額

和室→ウォークインクローゼットと洋室 100万円
特注パンチングメタル製吊戸 35万円
特注リビングドア、特注内窓 45万円
ガラスブロック造 20万円
寝室内装工事 12万円
トイレ、洗面所内装工事 6万円
キッチンカウンター下収納 14万円
電気工事、照明器具 20万円
現場監理経費 23万円
総工事費 275万円

最後に

最後に

最後に

デザインリフォームは、お客様が困っているものを直す工事でもないし、省エネにもならないし(ついでに出来る省エネ工事などは当然、ご提案はいたしますが)、ましてやお客様が得をするわけでもありません。しかし、人生お金じゃないですよね。「豊かな生活」って、自分にとって、今までより、居心地のいい空間、住環境を手にすることからも得られるのではと改めて思いました。

そして、お客様からは、工事も終わり間際に、「終わると寂しくなる」「なんか、楽しみにしていた遠足が終わったみたい」とのお言葉も頂きました。これが、一番うれしいです! 本来なら、リフォームって、ほこりが出たり、音がうるさかったり、人が出入りして落ち着かなかったりと、疎まれることも多いのが当然です。いろいろとご迷惑をおかけしたのに、このような言葉を頂いて、ありがたい限りです。

やはり、リフォームって商品じゃないんだなあとつくづく実感します。売ったら終わり、買ったら終わりの関係ではなく、まさに、お客様側と私どもの人間関係、信頼関係の構築、そのものが商品ではないのでしょうか。いかがでしたでしょうか、分譲マンションのデザインリフォームをお考えの皆様に、今回のレポートがお役に立てば幸いです。。。

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